不動心?

真弓は金本、城島を変えない方向みたい。城島は怪我のこともあるし、そのうち状態が上がってくるかもしれんけど、金本の方は正直衰えとしか考えられない。林とか浅井が居るんだし、そっちの方を積極的に使って欲しいな。

阪神1-3横浜」(24日、甲子園)
今季最多4万6445人を集めた甲子園にため息が充満した。阪神はあと1本が出ず惜敗で5割に逆戻り。真弓明信監督(57)は打率1割台に苦しむ金本、城島について「こっちががまんするのは当たり前」と変更を否定。座右の銘の通り「不動心」で復調を待つ考えを明らかにした。
後は打線の状態を示しているかのような、巡り合わせだった。2点を追う九回、4番・新井から始まる打順で無死一、二塁の絶好機が訪れた。だが金本はフルカウントから一飛。城島は初球を簡単に遊飛。頼みの2人に欲しかった一打が出ず、最後は2死満塁から代打・林威助が空振り三振に倒れ万事休した。
序盤から横浜先発の山本を攻略できなかった。低めの際どい球を打たされ続け、結局は八回に1点を奪うのがやっと。真弓監督は「うーん」と少し考え込んでから「ちょっと焦りが出てきてるのかな。ボールに手を出すケースが多くなってるね」と振り返った。
打線で特に深刻だったのが金本、城島。四回2死一、二塁で金本が力ない中飛。七回はその金本が2死から四球を選んだが、今度は城島が中飛に倒れた。「打たなきゃいけない。(好投を続ける先発陣の)内容が悪くなってしまう」と、城島は責任を受け止めた。
ともにこの日は安打がなく、金本は17日の中日戦(ナゴヤドーム)を最後に4試合16打席連続無安打で打率・103。城島も開幕からいまだに2戦連続安打をマークできず、・156と超低空飛行が続いている。
最近1週間に限れば、敗れた3試合で金本は無安打、城島は1安打。2人の不調が敗戦に直結する。ここまでの全4カードで初戦をものにしていながら、勝率が再び5割に逆戻りした原因が、波に乗れない打線にあるのは明らかだ。
それでも指揮官の2人に対する信頼は揺らがない。「こっち(ベンチ)の方ががまんするのは当たり前だけど、選手がしっかり腰を据えていかないと。焦りっぱなしじゃね」。打順についても「そんなに変えるところはない」と断言した。
今は動くよりも、耐えて待つことで勝機を見いだす。「シーズンに入って打率が悪いと、どうしても焦ってしまう。それだけの力を持っているのだから、ゆっくりいけば」と落ち着いて打席に入るよううながした。
マートンが「こういう状態で勝率5割なら、状態が上がってくれば勝ちに結びつけられる」と言ったように、投打さえかみ合えば、という手応えがナインにもある。真弓監督も「頑張ります」と前を向いた。まだシーズンは始まったばかり。不動の2文字こそ、浮上へのキーワードだ。

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