絞首刑

このニュースを見る度にこの裁判で争うのは死刑制度とか絞首刑の残虐性ではなく、被告が犯した犯行の残虐性で、物凄い違和感を感じるんだよな。弁護側は事件で亡くなった5人の被害者とその遺族を利用して自分たちの主義主張を認めさせようとしてるわけだし、ある意味でこの被告よりも質が悪いよな。死刑廃止を主張するのは良いけど、被害者遺族を踏み台にするのはやめてほしいな。

大阪市此花区で2009年、パチンコ店に放火し客ら5人を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職高見素直被告(43)の裁判員裁判が17日、大阪地裁(和田真裁判長)であり、検察側は論告で「極めて残虐非道」と述べ、死刑を求刑した。
起訴内容に争いはなく、精神鑑定で統合失調症と診断された高見被告の刑事責任能力と、死刑の違憲性が争点。判決は31日。
検察側は論告で「生活に行き詰まり、鬱憤(うっぷん)晴らしで無差別殺人を実行したいと考えた」と述べ、事件後も合理的に行動し完全責任能力があったと主張。最高裁判例を踏まえ、死刑は違憲ではないとした。
弁護側は最終弁論で、妄想に支配され心神耗弱状態だったと反論するほか、絞首刑は残虐な刑罰を禁じた憲法に違反するとして、死刑回避を訴える方針。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000047-jij-soci