名案?迷案?

夕刊フジによる坂の外野コンバートについての記事。ん〜、どうなんだろうね。個人的には内野で良い気がするんだけど。てか、真弓って独自色を出そうとすればするほど悪循環する気しかしないな。

阪神真弓明信監督(57)が就任3年目で初めて“強権発動”だ。二塁平野、遊撃鳥谷の牙城が固いことで控えの坂克彦内野手(25)を内野から外野への強制コンバート。ここにきて急に独自色を打ち出しはじめた采配は吉と出るのか。
真弓監督が6日、「ポスト赤星」と言われ続けるセンターの守備位置について、レギュラー候補を名指しで明言した。
「センターは(藤川)俊介と坂。あの2人は間違いなくセンターで争う。その中には浅井も入ってくると思う。坂は『外野も』じゃなくて外野をやる。秋のキャンプから外野ノックをやっているが、あまり戸惑っているようなところもないんでね。右、左で使い分けるというより、いい結果を出せる方を考えながらレギュラーを決める」
指名を受けた一人、坂は常総学院高時代から守備位置はずっと内野で守備力にも定評がある。坂は「外野専任? 知ってますよ。だいぶ慣れてきました。俊介に胸を借りる気持ちでがんばります」
坂を外野手にするアイデアは、真弓監督がこれまで指摘されてきた『没個性』からの脱却を図ったもの。
岡田彰布前監督は就任2年目の05年、いずれもリリーフエース級の久保田、藤川、ウィリアムスを7回以降1イニングずつ任せる「JFK」ユニットを組んで、投手継投に独自性を発揮。
対して真弓監督は岡田前監督時代から変えたのは新井を一塁から再び三塁に戻したことぐらいで後は特に目新しいことはしておらず、指揮官として真価が問われる3年目に真弓カラーをはっきり示したいところだった。そこに坂の外野での抜てきは渾身の一手となる。
ただ、一方で内野としての守備力の高さがチーム内でも知られている坂の外野専任策については、ある選手から「バッカじゃないの?」とあきれる声も漏れてきたほど。
6日は真弓構想があわや頓挫かという場面があった。坂はフリー打撃時に打撃投手を務めた5年目の小嶋から頭部死球を受けて周囲はヒヤリ。「頭は悪いですけど大丈夫っす。小嶋の直球なんで大丈夫です」と軽妙に切り返して幸い大事に至らず。
「あれは完全に抜けたボールです」と投球ミスを反省した小嶋に、真弓監督は「今の時期、投手は差し込んでいかないとだめだからね」とフォロー。だが当たり方次第では、指揮官自ら描いた坂の「外野プロデュース」が水の泡となるところだっただけに、ホッと胸をなで下ろしたはずだ。
果たして坂のコンバートは名案か、迷案か。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110207-00000016-ykf-spo